11月になり、急に寒くなりましたね。
秋はそうそうに過ぎ去り、気づけばもう年末シーズンです。
外の寒さを忘れて、喫茶店で楽しむホットコーヒー、心も温まりますね。
さて、今月のコーヒーのご紹介です。
11月は「東ティモール COCAMAU(コカマウ共同組合)」です。
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東ティモールは以前、ちょうど2年前の11月にも紹介しました。東ティモールのコーヒー産業の経緯について触れています。
2002年、21世紀最初の独立国として新たな歩みを始めた、 東ティモール。経済基盤が弱く、コーヒーは唯一の農作物であり、 国民の4人に1人がコーヒー生産に携わっています。
アイナロ県・マウベシ郡は標高が高く(1300~1500m)の山間部に位置し、日中の日差しに比べ、朝晩の冷え込みが厳しい地域です。年間降雨量も比較的多く、美味しいコーヒーが育つ条件に恵まれた地域です。
302世帯の共同組合コカマウによるコーヒーは、収穫時に家族総出で収穫に繰り出し、真っ赤に熟した完熟チェリー のみを一粒ずつ丁寧に手摘みしています。乾燥は天日乾燥で行われるため、じっくりと太陽の恵みを浴びて乾燥されます。
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さて、その味は、
豆は小さ目ですが、きゅっと引き締まっています。表面にこまかいしわがあるのが特徴です。どこか力強さを感じさせる豆です。
口に入れて、まず感じのるは酸味です。
その酸味には、蜜の甘みが伴っているのが特徴です。
そして、その後に広がるのは、沈みこむような苦味。
全体的に深さを感じる、独特な風味と香りを持つコーヒーです。
東ティモールのコーヒー農民達の家族の絆、そして厳しい労働で出来たしわが彼らの力強さをより引き立てる、そんなシーンをふと思い浮かべました。
—-風味バランス—-
苦味 ★★☆
酸味 ★★★
コク ★☆☆