真夏のコンゴ、温暖化と一杯のコーヒー

気づけばもう夏真っ盛りの7月。

暑いですね。本当に。そして蒸し暑い。

また、夕方急ににわか雨が降ったりします。ここは東南アジアなのかなと思うことがあります。

これって温暖化の影響なのかな、となんだかニュースでよく見る温暖化による気象問題が身近になったように思えてきます。

さて、最近アメリカのトランプ大統領が、CO2削減を多国間で定めたパリ協定から離脱したとうニュースがありました。

理由はアメリカの経済成長に悪影響があるからということです。

温暖化によって、北極の氷が解けて、海面上昇し、モルディブなどの島が消えてしまうといって話は有名ですが、

コーヒー生産の世界では、非常に深刻な影響を懸念する声が各所で上がっています。例えば、コーヒー生産は赤道付近に沿って生産地がアジア、中南米、アフリカと世界中に広がっていますが、気温上昇によって、雨量の変化、害虫の発生などの影響が既に報告されており、これは今後より深刻になっていく予測がされています。これはとてつもない経済損失です。

普段の生活で何気なく飲むコーヒー一杯も、実は世界レベルの絶妙な気温と環境に育まれ、私たちにの手元に繋がっていることがわかってきます。

ほっと一息つく、美味しいコーヒー一杯が、何か大切なことを見失う前のブレーキになってほしいと思う今日このごろです。

さて、7月のコーヒーは、日本からはるか遠く、アフリカ、今後からの逸品です。

「コンゴ カホンド ウォッシングステーション」です。

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アフリカ大陸中央部のコンゴ川流域に広がり、世界で11番目の面積を擁する広大な国家であるコンゴ民主共和国。

南部は高地、西部は台地、北部は草原、東部は高原であり、コーヒー栽培は東部のキブ州、および南キブ州で行われております。

コーヒーはベルギー植民地時代に導入され、多くのコーヒー農園が開発されました。アラビカ種は19世紀末に中米から、ロブスタ種は20世紀初頭にインドネシアとセイロン(現スリランカ)から導入されたと言われています。

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コンゴ民主共和国は、近年高品質なコーヒーが産出されていることで注目されている「ルワンダ」の隣国であり、現在ではコンゴ民主共和国でも欧米の支援によってアラビカ種の高品質なコーヒー生産に力を入れています。

「カホンド ウォッシングステーション」はルワンダ西部州に隣接する北キブ州イザレ地区カホンドという地域にて、数百の零細農家から収穫されたコーヒーを集約し、厳選されたコーヒー豆です。

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さて、その味は、

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こちらのコーヒー、香りが実に素晴らしい。

是非まずは鼻をカップから漂う湯気に近づけてみてください。

鼻からずっと奥に伸びやかに広がる、深くバランスのよい香り、自然体から力が抜けていきます。

 

そして、味わいもまた良し。

 

しっかりとしたコク、舌の上にからまるまろやかさ、そして、

口の中に広がる豆を砕いたようなコーヒー豆の香ばしさ。

 

焙煎は深めで苦味もありますが、クリーンな味わいで抵抗感はありません。

 

—-風味バランス—-

苦味 ★★☆

酸味 ☆☆☆

コク ★★★

焙煎 ★★☆