西原珈琲店の今月の珈琲、6月の珈琲は、
『ニカラグア ブエノスアイレス マラカトゥーラ』です。
これはなかなか珍しい豆です。
まず写真でもお分かりの通り、大粒、とにかく大きい。
大きいだけでなく形もよく見事です。
そしてとにかく素晴らしい味わいです。
ストレートコーヒーでこのバランスはなかなかお目にかかれません。
香りは上品で穏やかに、口に含むと、その口当たりのよさに
思わず微笑んでしまいます。そして甘みが一気に広がります。
爽やかなテイスト、しっかりとコクもあって渋みは一切感じません。
是非この機会にご賞味下さい。
口当たりのよい爽やかなテイストは
夏の暑い中で味わうホットも爽やかな気分にしてくれます。
———珈琲豆いろは———
スペシャルティコーヒー産出農園のニカラグア・ブエノス・アイレス農園よりマラカトゥーラ種をご紹介します。
このマラカトゥーラはマラゴジッペ種とカトゥーラ種の交配で、樹一本あたりの生産性の非常に低いマラゴジッペ種に、生産性の高いカトゥーラ種を掛け合わせたものです。
農園主のLuis Emilio Valladarez氏は地元の農学校卒業した農業技師です。そのValladarez氏がある日、友人から50ポンド(約22.7kg)のマラカトゥーラの種をプレゼントされました。
試験的に植えたその種は、見事に育ち、たくさんの実をつけ、理想的な収穫量を実現しました。
また、同農園で同品種は2m×2mの比較的広い間隔で栽植され、1ha当たり1750本が植えられています。このマラカトゥーラは大粒でユニークな形をしていますが、カップもマイルド&クリーンと非常に高い評価を得ています。
ニカラグア最良の産地、Nueva Segovia(ヌエバセゴビア地区) Dipilito(ディピルト村)の大粒です。