アフリカンベッドで ブルンジコーヒー

7月のコーヒーは「ブルンジ ブジラ」です。

ブルンジは中部アフリカの内陸で、ルワンダ、タンザニアに挟まれる位置にあります。

人口約1000万人の小さな国で、最大の産業はコーヒー・茶で、ほとんどの労働者はこれら農産業に従事しています。

ブルンジでは2008年よりコーヒー産業が自由化されました。

それまで収穫地域が異なるコーヒー豆を一緒くたに混ぜて出荷されていたものを、細かく精選場(ウォッシングステーション)毎に管理・出荷されるようになり、高品質な豆の供給が飛躍的に進化していきました。

今回のコーヒーは、首都ブジュンブラの北部、カヤンザ県から届きました。

前回もこの高品質コーヒーを作るカヤンザ県からドーレラバリミイというコーヒーをご提供しました。

ブルンジ共和国についての詳しい情報はこちらの記事をご覧ください。

ブジラウォッシングステーションは、コーヒー豆の精選所で、約3,000農家からのコーヒーが集まります。

ブルボン品種の完熟チェリーを丁寧に水洗し、アフリカンベッドと呼ばれる、

木棚に金網を付け、麻袋などを敷き、その上でコーヒーを広げて乾燥させました。

さて、飲んでみましょう。

カップから伸びやかに広がるフローラル、ほんのり甘い香り。

口に含むと、透き通るような酸味が舌をきゅっと引き締めます。

余韻には穏やかなコク。

広がる香り、透明な酸味、そして深みをじっくりと楽しめるコーヒーです。

—-風味バランス—-

苦味 ★☆☆

酸味 ★★☆

コク ★★☆

焙煎 ★☆☆

天空の丘からの贈り物~ルワンダスカイヒル

9月になりました。秋らしい涼やか気候となり、過ごしやすくなってきましたね。

最近、管理人はクロスバイクにハマっています。

晴れた日は自転車で通勤するのですが、本当に爽快です。

クロスバイクは、レース用のロードバイクと一般自転車の中間で、

街乗り向けながらも、デザインを意識しながらも、本格的な走りも楽しむことができるという自転車です。

私が購入したのはTREKというアメリカのメーカーで、21段階ギアの軽量アルミフレームです。

とにかく走りが楽しいです。登坂もギア調整で立ちこぎしなくてもよく、

フラットな道であればギアを重くすれば、シャカシャカこがずとも

ゆったりと希望のスピードを出すことができます。

自転車というと単なる移動手段でしかなかったのですが、

これは「乗るを楽しむ」ことができるので、とても気に入っています。

オシャレな自転車に乗っているだけで気分も良く、走りも爽快。

普通の自転車よりは少しお値段もしましたが、その分自転車通勤が増えて、交通費をカットでき、運動にもなって健康にも良い。良いことづくめですので、とてもお薦めですよ。

さて、9月のコーヒーは、ルワンダ共和国から

「ルワンダ スカイヒル」です。

beans-all-

hill

ルワンダ、ニャマシェケ地区、高度1700m~、高々と天空に浮かぶ丘ような「スカイヒル」で栽培された、ブルボン種です。

cherry

farm

 

さて、その味は、

beans-focus

こちらのコーヒーは、苦味がしっかりとあります。

大人のコーヒーと言いますでしょうか、ビターな味に慣れない方は、少し抵抗があるかもしれません。

様々なストレートコーヒーを楽しまれるお客様、また、

コーヒーは苦い方が好き、というお客様には是非ご賞味いただきたいと思います。

ビターな味でも、例えばレアチーズケーキを一口ずつ食べながら、コーヒーを飲んでいくと、味のバランスが変わってまた違った楽しみがあると思います。

 

—-風味バランス—-

苦味 ★★★

酸味 ★☆☆

コク ★☆☆

焙煎 ★★☆

西原珈琲店の世界のコーヒー10月の限定コーヒー「カゴンベ ウォッシングステーション」

西原珈琲店の世界のコーヒー10月の限定コーヒーは、

『カゴンベ ウォッシングステーション』です。

ブルンジ共和国からのコーヒーです。

 

 

「ブルンジ共和国」という国を聞いたことはありますでしょうか?

管理人の私もこちらのコーヒーを知るまでは聞いたことがありませんでした。

場所はアフリカの中南部、ルワンダとタンザニア、コンゴに挟まれています。

ブルンジ共和国地図外務省HPより

ブルンジ首都

photo by SteveRwanda CC
首都のBujumburaです。

ブルンジ渓谷 photo by Christine Vaufrey CCBangaエリアの山の様子 ※当コーヒー農園とは関係ありません。

 

wikipediaより

ブルンジ共和国は、「長い内戦と経済制裁によって、経済は壊滅状態」にあるようです。「アフリカの中でも経済開発が遅れている国のひとつであり、世界最貧国の1つ」と言われています。

「主要産業は農業」のようです。「中でもコーヒー豆の生産は突出しており、就業人口の9割、全人口の55%がコーヒー豆(アラビカ種)の栽培で生計を立てて」いるようです。

「コーヒー豆だけで外貨収入の8割を占める」ほどのまさに、まさに、コーヒー国家。そんなコーヒーに国の命運をかけているとっても過言ではないブルンジ共和国からのコーヒーです。

 

 

ブルンジにコーヒーが伝わったのは1933年と長い歴史があります。ベルギーの宣教師が持ち込んだのがきっかけです。

ブルンジコーヒー豆

さて、豆を見てみましょう。

大きく、どっしりとしただ円の身です。色はしっかりとした焙煎によるきれいなダークブラウンです。

 

 

とても香り高いです。深い焙煎が豆の香ばしさを引き出しています。

 

その味は、まずは苦味が広がり、うっすらと立ちあがる渋み。

 

しっかりとしたコク・まろやかさがあるので、舌の奥で風味を堪能できます。

 

苦いコーヒーがちょっと、という方は少し抵抗があるかもしれません。苦味とコクをじっくり味わえる大人のコーヒーです。

 

 

高品質として名高いブルボン品種で、1650mの高度で栽培されたコーヒー豆です。

当コーヒーの名前の由来は精選場「カゴンベ ウォッシングステーション」にて厳選されたコーヒーです。

 

是非ご賞味下さい。