西原珈琲店の世界のコーヒー9月の限定コーヒーは、
『ドミニカ プリンセサ ワイニー・ナチュラル』です。
ドミニカ共和国からのコーヒーです。
まずは豆を見てみましょう。
丸みのきれいな形、煎りも浅めで若干の赤みがあります。
その香りは、独特な枯れ木のような深遠さとフローラルの甘さ
お客様によっては、こちらの香りに抵抗をお感じになる方もいらっしゃるかもしれません。
実はこのコーヒーの名前にもある「ワイニー」プロセスがこの独特のフレーバーを作り出しています。
香りにひっかかった方こそ、是非、記事最後の「ワイニーについて」もお読みください。
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口に含むと、まず感じるのは心地よい酸味の広がりです。
果実の甘みが覆い被さって、酸味との素晴らしいハーモニーを感じさせてくれます。
その奥に感じるコクがしっかりとうまみを引き締めていてバランスも良いです。
——–コーヒー豆いろは——–
カリブ海に浮かぶイスパニョーラ島。
この島の西側3分の1がハイチ共和国、東側3分の2がドミニカ共和国です。
ドミニカ共和国の面積は九州と同じくらいの小さな国です。
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この島にコーヒーがやってきたのは18世紀初め頃で、中南米の中でも最も初期にコーヒーが導入されたのがこのイスパニョーラ島です。
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「ワイニーについて」
こちらの豆はドミニカでも希少なワイニー・ナチュラル精製を行っております。
完熟したコーヒーチェリーのみを、天日にさらし、時間をかけてじっくりと乾燥させて精製する方法です。
チェリーそのままを乾燥させるため、果実味や果実香の特徴が最も出やすく、一方、
果肉の発酵した香りが豆に残るため、ワインのようなフレーバーをつくりだす、と言われています。
じっくりとしみこんだ果実感と長時間乾燥によるワインのような発酵フレーバーが世界のコーヒー通に愛される、大変希少な豆となっております。
ワイニーコーヒーのともに、是非レアチーズケーキもご賞味ください。