アフリカの真珠
ウガンダはアフリカ大陸の東部に位置する、コーヒーの生産国として有名なケニアやタンザニアなどに囲まれた内陸国です。
国土は約24万㎢で日本の本州と同じくらいの広さに、人口約4,000万人が暮らしています。
国の真ん中を赤道が通っており、自然に恵まれています。その美しさから「アフリカの真珠」と呼ばれています。
やはり、農業が経済の中心で、トウモロコシやアボカドなどが作られていますが、その中でもコーヒーはウガンダの経済を支える主要な農産物の1つとなっています。
ウガンダは、実は、エチオピアに次いでアフリカの中でもNo.2のコーヒー豆の生産国です。一方、大半は「大量生産可能」なロブスタ種が80%以上と言われています。一方、一部の農園では、「手間暇がかかる」が風味がより豊かなアラビカ種の生産をおこなっています。
本コーヒーも、ウガンダで希少なアラビカ種である、「ニアサランド」品種が使われています。他には、一風変わった名前のSL14、SL28があります。
コードネームSL
20世紀初頭、当時イギリスの植民地であったケニアに「スコット農業研究所 (Scott Agricultural Laboratories)」という機関が設立され、そこでは、コーヒーの研究開発も行われました。選別による品種改良を経て生まれたコーヒーに当研究所の頭文字を取って「SL」というコードが付けられたのです。この研究所コードとシリアル番号を組み合わせたものがそのまま品種名となったため、コードネームのような名前が生まれました。
なお、「SL28」は、ブルボン種がオリジンで、乾燥耐性と優れた風味を持った品種です。「SL14」はティピカ種がオリジンで、乾燥耐性、低温耐性に優れた品種となっています。
そこに風格がある
しっかりと感じる苦味と、深みのあるコクを感じられます。ずっしりとした重みに風格を感じます。
少し舌を刺激する渋さが、ストレートコーヒーに慣れていない方だと、意外に感じるかもしれません。まろやかさがもう少しあると良いかもしれません。
—-風味バランス—-
苦味 ★★★
酸味 ★☆☆
コク ★★☆
甘味 ★☆☆
焙煎 ★★☆
フレーバー:木の皮、焼き芋、灰