メキシコトラディション~ハニーオアハカ

9月のコーヒーはメキシコから「ハニーオアハカペタテドライ」です。

メキシココーヒーは久しぶりの登場でとても楽しみです。

メキシコ、オアハカ州、ウネカフェ組合に属す小規模珈琲農家によって作られました。

標高は1200mで、栽培品種は伝統品種であるティピカがメインでブルボンも一部あります。

こちらの特徴としては、コーヒーチェリーの精製において、ウォッシュド(水洗方式)にて行うのですが、その後の乾燥において、ペタテと呼ばれるヤシの繊維を編んで作られる敷物の上にチェリーを並べて行います。

この伝統的工程が、はちみつの風味を生む、と言われ「ハニーオアハカ ペタテドライ」と名付けられました。

 ペタテの上で乾燥

組合の農家のみなさま

前回のメキシココーヒー記事

雨に濡れた木々、横たわる炭の香り

苦味が感じられますが、口当たりはハニーの名の通りとてもまろやかで、柔らかい。

 

—-風味バランス—-

苦味 ★★☆

酸味 ★☆☆

コク ★☆☆

焙煎 ★★☆

 

 

ルワンダショリー コーヒーが躍る場所

8月のコーヒーはルワンダから「ルワンダショリー」です。

ルワンダの中央部分のマアンガのショリー地区にあるショリー組合は、地域の女性の団結によって創設されて、現在の女性メンバーを中心に運営されている組合です。

完熟した高品質なコーヒーチェリーのみを水洗式の精選にて、丁寧に作り上げられたコーヒーです。

コーヒー農園

前回のルワンダコーヒー記事

炭火焙煎の豆のスモーキーな香ばしさが期待を膨らませてくれます。

口に含むと、舌の上に酸味が乗りますが、

甘みとミックスされて、うまみの楽しいダンスにかわる

そして、柔らかい苦みの奥に深いコクがじんわり広がる

おいしい

—-風味バランス—-

苦味 ★☆☆

酸味 ★★☆

コク ★★★

焙煎 ★★☆

 

 

マラウイからやってきたゲイシャ


こんにちは。11月となり、気づけばもう年末です。

本当に月日の流れは早いものです。

管理人は、先日、縁あって東京永田町にある日枝神社へ参拝する機会がありました。

日枝神社は徳川家によって江戸城の鎮守とされ、江戸の町の代表的な神社であったと言われています。

こちらは首相官邸のすぐ近くにあり、アメリカのトランプ大統領来日を控え、周辺警備はものものしい様相でした。

こちらの神社の面白いところは、神殿が大変な高台にあり、境内に入るには長い階段を上る必要があるのですが、エスカレーターが設置されており、それにのって境内付近まで向かうことができるのです。

境内の神殿は荘厳で高台の空と合わさって力強い存在感を見せてくれます。ただ、残念なのは空を分断する周辺の高層ビルです。立地柄やむを得ないものの、階段を上って、世俗から一段と離れていきながらも、ビルがまたそれを追いかけてくるような、そんなさみしさも感じました。

さて、話は変わって、11月のコーヒーは、アフリカはマラウイ共和国から

「マラウイ ウシンギニ農園」です。

前回のマラウイコーヒー記事

マラウイ豆1

ウシンギニ農園

ウシンギニ農園は2011年に創設された新しい農園です。

同農園は、 タンザニアのムビンガ地区とマ ラウィ湖を一 望できる標高1467mのヴィフィア高地のウシシャ村にあります。

栽培品種は、 ゲイシャとニカを中心に栽培されています。

収穫された完熟チェリーは精選後、 アフリカンベッドで14~21日かけて乾燥されます。 そし て仕上がったコーヒーはバッチごとに管理され、 厳しい品質検査を行ったのち輸出されます。

さて、その味は、

マラウイ豆2

スモーキーな香りが心地よく、スモーキーの中には柑橘も感じます。

口に含めば、その苦味の強さにはっとします。

そして、ビターと絡み合って、しみだすジューシーな酸味、飲み込んだ後の余韻にはほんのり甘さも立ち上がります。

強さと弱さ、様々な風味がまじりあう個性に、最初は抵抗感もありながらもだんだんと次の味に惹かれていきます。

—-風味バランス—-

苦味 ★★★

酸味 ★★☆

コク ★☆☆

焙煎 ★★☆